【パスタ好きに捧ぐ!】シェフが探求するカルボナーラの世界 3種の徹底比較!

パスタ

カルボナーラは、イタリア・ローマの伝統的な3大パスタの一つであり、そのシンプルさゆえに奥が深く、作り方一つで全く異なる表情を見せます。本記事では、人気イタリア料理人ファビオシェフが探求した「カルボナーラの世界」を徹底的に深掘りします。

ご紹介するのは、繊細な口当たりの「卵黄と全卵の半々で作るカルボナーラ」、火加減の失敗が少ない「ボールで和えるカルボナーラ」、そして濃厚な卵黄のコクを堪能する「現地トラットリア風カルボナーラ」の3つのレシピです。

あなたもこの3つのアプローチから、自分にとっての最高のカルボナーラを見つけてみませんか?それぞれの特徴とシェフのテクニックをマスターし、ご家庭で本格的なイタリアの味を再現しましょう。

この記事は下記動画を基に再構成しました。

このレシピをラジオ風に解説してみました。
ちょっと面白い仕上がりなので是非聴いてみてくださいね。

卵黄と全卵の半々で作るカルボナーラってどんな料理?

このレシピは、卵黄だけでなく全卵(卵黄と卵白)を半々で使用することで、ソースがより軽やかで、とろっとした仕上がりになるのが特徴です。卵白が入ることで、濃厚すぎず日本人好みの口当たりになります。ファビオシェフが最初に紹介する、カルボナーラの入門としてもおすすめの作り方です。

卵黄と全卵の半々で作るカルボナーラのレシピ

材料

  • 卵黄と全卵(半々)
  • ペコリーノ・ロマーノチーズ
  • 黒胡椒
  • グアンチャーレ(またはパンチェッタ、ベーコンなど、手に入りやすい肉の加工品)
  • スパゲッティ(1.7mm、テフロンタイプ)

調理手順

  1. 卵液を混ぜる: 卵黄と全卵の卵液をしっかりと混ぜます。ここでムラなく混ぜることが、ソースの仕上がりを均一にするポイントです。
  2. パンチェッタを炒める: パンチェッタをカリカリになるまで炒めます。
  3. 香り付け: パンチェッタのオイルの中に粗めの黒胡椒を擦り入れ、香りを立てます。
  4. パンチェッタを取り出す: カリカリになったパンチェッタの半分ほどをトッピング用に残し、オイルの中に茹で汁を約100cc加えます。
  5. パスタと合わせる: 熱々の麺(袋表記の約30秒前に上げる)を加え、ソースに絡ませます。
  6. 卵液を投入: パスタの湯気が軽く落ち着いてきた(目安として60℃〜70℃の温度帯)ところで、火を止め、卵液を一気に入れて素早く混ぜ合わせます。
  7. チーズを加える: 卵が程よく固まってきたら、パルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノ・ロマーノを半々で混ぜたチーズを加え、カーディシ(混ぜ合わせる)して仕上げます。
  8. 盛り付け: 盛り付け、仕上げに黒胡椒とカリカリのパンチェッタ、パルミジャーノチーズをかけて完成です。

ファビオシェフが語るレシピのポイント

  • 卵液の温度管理: カルボナーラ成功の鍵は、卵液を加える際の温度帯(約60℃〜70℃)です。低すぎるとシャバシャバになり、70℃を超えると炒り卵になってしまうため、火を止めて湯気が落ち着いたタイミングで加えるのが重要です。
  • チーズのブレンド: チーズはパルミジャーノ・レッジャーノとペコリーノ・ロマーノを半々で使うのがベストです。
  • 最高のカルボナーラの状態: 熱々で盛り付けた後、冷めてもソースが固まっていない状態が、最高のカルボナーラとされています。

ボールで和えるカルボナーラってどんな料理?

ファビオシェフが尊敬する小林幸司シェフのカルボナーラを参考にしたレシピです。このレシピの最大の特徴は、ソースにニンニクを入れることです。ニンニクが加わることで、パンチが効いた、食欲をそそる濃厚な仕上がりになります。また、火を直接使わずボールで和えるため、初心者でも失敗しづらい作り方です。

ボールで和えるカルボナーラのレシピ

材料

  • 卵(常温に戻したもの、可能であれば地鶏の卵)
  • パンチェッタ(またはベーコン)
  • ニンニク
  • パルミジャーノ・レッジャーノ
  • ペコリーノ・ロマーノ
  • スパゲッティ(2.2mm、ブロンズタイプ推奨)
  • エクストラバージンオリーブオイル(仕上げ用、軽やかなタイプ)

調理手順

  1. 具材のカット: ニンニクとパンチェッタをイタリア語で「ダディニ」と呼ばれる角切りにカットします。
  2. パンチェッタとニンニクを炒める: 鍋にパンチェッタとニンニクを入れ、パンチェッタの脂でニンニクの香りを立てるように炒めます。パンチェッタが色づき、脂がしっかり出たら火からおろします。
  3. 卵液の準備: 割った卵の卵白に、炒めたての熱々パンチェッタとニンニク、そのオイルを一気に入れます。熱々を卵白に入れることで、程よい火の入り具合になります。
  4. チーズを削る: パルミジャーノとペコリーノを半々で混ぜ、スライサー(断面が広くなり香りが立ちやすい)でスライス状に削っておきます。
  5. パスタを茹でる: 太めのパスタ(2.2mm)を茹で、茹で上がり直前に卵黄を崩しておきます。
  6. パスタと和える(一次): 熱々のパスタをボウルに加え、チーズを溶かしながら混ぜ合わせます。
  7. 湯煎で仕上げる: この段階でソースがシャバシャバでとろみが足りない場合は、ボウルを湯煎にかけ、ゆっくりと温度を上げてソースをトロトロの状態に仕上げます。
  8. 盛り付け: アツアツな状態で盛り付け、粗めの黒胡椒をたっぷり擦り、最後に柔らかいエクストラバージンオリーブオイルを少しかけて完成です。

ファビオシェフが語るレシピのポイント

  • 卵は常温に戻す: 卵は調理直前に必ず常温に戻しておくことが、滑らかなソース作りのポイントです。
  • ニンニクは卵白へ: 熱々のパンチェッタとニンニク、オイルは「卵白」に加えることで、全体に火が入りすぎず、ちょうど良い温度に仕上がります。
  • ボールで和える利点: この方法は、火加減の調整が難しいカルボナーラにおいて、湯煎を使うことでゆっくりと温度を上げられるため、初心者でも失敗しづらい、おすすめの作り方です。
  • 仕上げのEVOO: 最後に柔らかい(辛味や苦味がマイルドな)エクストラバージンオリーブオイルを少しかけることで、香りが豊かになり、風味が格段にアップします。

現地トラットリア風カルボナーラってどんな料理?

ファビオシェフがイタリア現地のトラットリアで働いていた時に作っていた、本格的で濃厚なカルボナーラです。卵は卵黄のみを使い、あらかじめチーズと混ぜて「卵黄ペースト」を作っておくのが特徴です。このペーストを茹で汁とパンチェッタの脂で溶かし、ショートパスタにしっかりと絡ませることで、非常に濃厚でコク深い一皿に仕上がります。

現地トラットリア風カルボナーラのレシピ

材料

  • 卵黄
  • チーズ(ペコリーノ・ロマーノなど)
  • パンチェッタ(厚切り)
  • ショートパスタ(メッツァニッケなど、茹で時間が長めのもの)
  • 黒胡椒
  • トッピング用のチーズ

調理手順

  1. パンチェッタをカット: ショートパスタに合わせて、パンチェッタを厚切りにし、肉々しさを残すようにカットします。
  2. 卵黄ペースト作り: 卵黄にチーズをたっぷり擦り入れ、しっかりと混ぜて味噌のような硬さの濃厚なペーストをあらかじめ作っておきます。
  3. パンチェッタを炒める: 厚切りのパンチェッタをカリカリになるまでしっかりと焼きます。
  4. 茹で汁を確保: 茹で上がりのタイミングを見計らい、茹で汁を取っておきます。
  5. 卵黄ペーストを溶かす: 茹で上げたパスタをパンチェッタのソースと合わせる際、残っているソースの「汁気(液体)」が非常に重要です。この汁気にある程度余力を残した中に、卵黄のペーストを味噌を溶かすようにして加え、溶かしてあげます。
  6. 和える: 火を止め、湯気が軽く落ち着いてから、パスタとソースを一気に和えます。アツアツだけど固まりすぎない状態がベストです。
  7. 盛り付け: ショートパスタをセルクルなどを使って綺麗に盛り付け、ソースと厚切りのパンチェッタをかけ、胡椒とチーズで仕上げて完成です。

ファビオシェフが語るレシピのポイント

  • 卵黄ペーストの活用: 卵黄とチーズを事前に混ぜてペーストにしておくことで、濃厚な卵黄のコクを最大限に引き出すことができます。
  • パンチェッタの厚切り: ショートパスタの食感に合わせて、パンチェッタは厚切りにし、肉々しさを残すように調理するのがポイントです。
  • ソースの濃度: 卵黄ペーストを溶かす際に、パンチェッタの脂とパスタの茹で汁の「汁気」がとても大切です。少なすぎるとソースが固まってしまうため、余力を残して水分を調整しましょう。
  • 盛り付けのコツ: ショートパスタを使う際は、セルクル(丸型)を使うと、よりプロのようにきれいに盛り付けることができます。

このレシピで実際に使用している材料(商品リンク)

イタリア現地のトラットリアで愛される、本物の濃厚なカルボナーラをご自宅で再現してみませんか?濃厚な卵黄のコクと厚切りパンチェッタの肉々しさが織りなす、格別な味わいは感動ものです。本格的なショートパスタやチーズを使って、究極の一皿を追求してください。

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